36.次元歪曲アディショナル後ローテ環境考察&デッキ紹介
アディショナル後の環境の変遷
アディショナルが追加されてそろそろ一週間。皆さんはどんなデッキを握っているでしょうか?
ということで、今回は環境を考察しつつ、デッキ紹介をさせて頂きたいと思います。
現在トップメタと言えるデッキは、リーシェナネメシス、聖獅子ビショップ、ロイヤル。
アディショナルリリース直後はミッドレンジビショップが少し多かった印象。そこで、徐々にミッドレンジビショップに対して有利を取れる上、他のデッキに対しても一定の勝ち筋を通すことで勝てるリーシェナネメシスが数を増やし、2日目の深夜にはマッチングの6割がリーシェナでした。
「ボクから目を離せない!」
リーシェナミラーが多すぎたあまり、堕天やスットゥング積んだり、あるいはプレイングでミラーを制する人が多く、身内で蹴落としあってる状態になっていました。
あまりにも数を増やしたリーシェナのメイシアルート(メイシアで勝ちに行くプラン)やリーシェナルート(黒のアーティファクトで勝ちに行くプラン)に対して回答を持つドラゴンと、リーシェナが多かった環境でリーシェナに有利を取れて結果を残した聖獅子ビショップが徐々に数を増やし、その他のデッキもスットゥングや堕天を積まれるようになったことから、3日目からリーシェナは数を減らしました。
リーシェナが極端に多かった時に、リーシェナデッキに対して絶大な有利を取りうるセラフデッキが少しだけ数を増やしましたが、スットゥングや堕天の巻き添えになったり、ドラゴンが増えたことで一瞬で消えました。
そんな中、ロイヤルはリーシェナに回答を持ち、アディショナル前の人気がある程度あったことから常に数を維持し続け、現在まで生き残っております。
結果、上記の4デッキが環境で睨みを利かせ合い、前期でも人気が高かったマナリアやエルフは数を減らしつつも環境に僅かに存在するという状態になりました。
ヴァンプさんはどこに行ったんでしょう。(割と潜ったはずですが、ヴァンプに当たったのはわずか2回でした…)
さて、そんな中、私は波に乗ろうとして初日はミッドレンジビショップを使用したものの、ミッドレンジとは程遠く、12ターン目くらいに勝つことが多かったことから構築に対し疑問を抱き、リーシェナに乗り換えました。
結果、生放送を通して徐々に慣れてくるようになり、かなりの勝率を維持できるようになったかなと思います。
ということで、デッキ紹介です!
デッキ紹介
まず、デッキを組む際に枚数及び種類を確定としたカードはこちら。
かなり数が多いですが、ここは固定枠かなと思いました。フィニッシュに欠かせないリーシェナやメイシアを始め、リーサルを早める万能枠の破壊の使徒、低コストフォロワー、有能除去スペルを取り入れた形になっています。
続いて、入れるのは確定したものの、枚数をどうしようかと悩んだカードはこちら。
~虚数物体~
特に虚数物体は枚数に悩み、ほぼ毎日枚数を弄っていましたが、二枚に落ち着きました。
最初、現環境に虚数物体は必要なのかという疑問があると同時に、メイシアを疾走させることは難しいものだと思っていたので、サタン相手の耐久は意味がないと判断し、虚数物体をピンで採用しました。
しかし、思った以上に環境にリーシェナが多く、メイシアを疾走させることが思いの外可能であり、メイシアを引くor10ターン目になるまで耐久するという勝ち筋を取ることが非常に多かったこと、ツイッターで0コスメイシア+熾天使の剣で9t目に虚数物体を貫通しながらリーサルを取るという戦い方をする方を見たことで、虚数物体を3枚採用する必要があると判断しました。
そのお陰で、先攻リーシェナ相手に熾天使込みでのリーサルまでケアすることができるようになりました。
しかし、画像を見ていただければ分かりますが相手がさらに虚数物体と熾天使の剣を持っていた場合、逆に勝てなくなるという状態が発生すること、及び先述の通りリーシェナが数を減らしたことから、3枚から2枚に減らしつつ、熾天使の剣を採用することで9コスで虚数物体を貫通できるようにしました。
~マリオネットボーイ~
環境が前寄りになり始め、進化権を要求されるほか、2t目に何も出さないというムーブがあまりにも弱いと判断したので、元々2枚でしたが3枚にしました。
続いて、入れるか迷ったものです。
(採用しなかったものも含めています)
~光明齎す発明家~
破壊の従者を採用しなかった関係上、破壊不能カードを場に出すメリットが少なかったので不採用としました。
~熾天使の剣~
先述の通り、0コスメイシア+熾天使の剣による虚数物体貫通リーサル、及び0コスメイシア+熾天使の剣+操り人形3によるポセイドン貫通リーサルといった感じで、リーサルの幅を広げてくれるカードであり、除去スペルにもなりうるので採用しました。
~ゼンマイの巻き直し~
最初は3枚入れてましたが、共鳴状態でないとアドバンテージが少なく、共鳴状態になっているタイミングにゼンマイの巻き直しを使う余裕がない事が多く、重要性に欠けると判断し不採用にしました。
~心なき決闘~
最初はマナリアメタ枠の一枚として採用していましたが、ロイドは相手が黒のアーティファクトを出していないときはメイシアのストッパーになったり、ミッドレンジエルフのホワイトヴァナラ疾走二回攻撃を抑えることもできる、ロイヤルの疾走を止めれるという役割を持ち、ヴィクトリアは5コストで最大6点分の除去スペルになるので、便利でした。
ただ、何枚も引いてしまうと頭を抱えざるを得ないこと、詰めのロイドは虚数物体でもどうにかなることから、ピンでの採用にしました。
リーシェナデッキでの立ち回り
メイシアかリーシェナで勝ちを目指すルートを常に頭に入れて戦います。ただし、リーシェナは消される可能性があることを念頭に置きながら戦ってください。
また、両方とも使うことでメイシアの打点が低くとも無理やり勝つ(時間をかけすぎる前に勝つ)というルートを取ることもあります。以下、まとめてみました。
- リーシェナで詰めるデッキ
マナリアウィッチ、ミッドレンジネクロ、ミッドレンジビショップ、アグロエルフ、秘術ウィッチ
リーシェナが引けなければメイシアルートに切り替えて戦いましょう。
- メイシアで詰めるデッキ
ミッドレンジロイヤル、サタンドラゴン
ただ、ここでもリーシェナの進化は是非切りたいところ。リーシェナ進化→虚数物体も良いですし、ミッドレンジロイヤル相手なら白の破壊のアーティファクトを盤面に出して黒の破壊のアーティファクトをデコイにすることで毎ターン回復して10t目を迎えることができます。
つまるところ、アミュレット消滅が当たり前に入ってくるデッキはメイシアルート、アミュレット消滅が考えにくいデッキはリーシェナルートを採用して戦う、ということです。
- リーシェナルートを阻害された場合
こちらの画像をご覧ください。
堕天を二回も使われたのにも関わらず黒の破壊のアーティファクトのルートを取ることができました。
白の破壊のアーティファクトのファンファーレが黒の破壊のアーティファクトをハンドに加えるというもの。要は白の破壊のアーティファクトをいかにハンドに入れるかが突破口になります。
そう、このカード。
これを白の破壊のアーティファクトに使うと時間はかかるものの、スットゥングや堕天へのカウンターになります。
また、メイシアルートを通すのも手ですね。
メイシアのルートを通す際にも破壊の使徒はキーカードになることがあります。そんな破壊の使徒ですが、使い方次第では超強力なカードになりえますので、使い方を以下でまとめておきます。
- 破壊の使徒の使い方
破壊の使徒+ジャンク
あまりやってる方はいないように見えましたが、かなり強力なムーブ。
破壊したフォロワーの枚数が少なかったり、盤面に三点与えたい時に有効です。破壊の使徒とジャンクを合わせると、合計最大7破壊(使徒1+ジャンク2+人形4)ができるため、メイシアの打点が7上がる、破壊のアーティファクトのコストが7下がるといった効果が得られます。
破壊の使徒+メイシア
最も知られていそうなコンボ。メイシアのコストを0にできるため、10ppでなくても疾走ができるようになります。
これにより、8t目や9t目に勝利することも可能だったり、熾天使の剣と合わせて虚数物体やポセイドンの兵士を破壊しつつメイシアの疾走が狙えます。
虚数物体のカウントダウンを増やせるムーブです。黒の破壊のアーティファクトを増やしてブローディア入りのビショップを轢殺することもできます。
ロイヤル相手なら、黒の破壊のアーティファクトのコストを下げて破壊の使徒と一緒に出すというムーブをすることでワルツ一枚じゃ足りないようにすることもできます。対ロイヤルのメイシア以外の答えです。
ただ、ロイヤルの守護はドラゴンナイツやレイピアマスター以外操り人形で破壊が容易なものが多いのでメイシアルートを目指しても充分に良いかと思います。
- 小ネタ
相手が遅いデッキだったり、中速~鈍足デッキ相手で攻撃力が低いフォロワーが相手の場にいる、かつ後攻3t目や先攻4t目、かつ手札にリーシェナがある場合は極力操り人形を手札に温存するようにします。これでリーシェナ進化後一気に破壊して白の破壊のアーティファクトをいち早く出すことで破壊の歌声の火力を上げたり回復ソースを確保することで、一気に有利にしていきましょう。
大型連勝とはいかずとも、安定した勝率を維持できました。
滅茶苦茶長文なのでとても見にくくなっています。申し訳ないです…
ただ、リーシェナネメシスを初めて握る上で必要な知識をなるべく詰め込みました。これでリーシェナネメシスが使いこなせるようになったら嬉しいです。